心臓から出た言葉たち

人類の救済と地球のアセンション計画「フェニックス・プロジェクト」の初代巫女役として天界からの霊言を伝えています。地球を愛の星へと変えるため、私たち地球救済計画の内容に共感していただける方の協力が必要です。この計画に賛同していただける方は、Xコミュニティ『みんなで愛の星へ』に参画をお願いします。また、「一日に一つは愛の行いをしよう」とする『一日一愛』運動へのご協力も合わせてよろしくお願いします。

銀杏の並木道

毎日同じ道を通った。
風に押されても、
陽射しに灼かれても、
横なぐりの雨に濡れても、
毎日同じ道を行った。
毎日同じ道を通うべきだったから。


ある日声が聞こえた。
振り返ったけど誰もいなかった。
そしていつもの道を通った。
その声をどこかで聞いたようにも思った。
思ったこともまた忘れ、
同じ道を通い続けた。
みんな同じようにその道を通っていたから。


またある日声が聞こえた。
聞き覚えのある声だった。
行き過ぎた季節の彼方に、
置いてきた何かに似ていた。
けれどまた同じ道を歩いた。
歩いては戻ってきた。
その声について思い巡らせる時間を
どうしても見つけられなかった。


何年か経ったある冬の初め、
いつもの道の途中で気づいた。
あの声を知っていたことに。
私は呆然とした。
そして引き返し、
二度と同じ道を通うことはなかった。


「これが本当の望みなの?」
その声は私だった。





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絹井銀竹