許しておくれ
僕はもう
今までの僕じゃない
この身は焦がれ
灼きつくされ
手の施しようもなく
君にあずける始末だ
愛を注ぐと言うなら
僕は呼ぼう
聖なる泉の元へ
君を そして妖精を
いいかい
僕の覚悟を
その胸に引き寄せ
強い眼で見つめてくれ
この途方もない孤独を
耐え忍び 集めてくれ
傷ついたかけらを
僕は行く
空を翔けて
君の手を取り
山々の向こう
デュロバルスの頂を超え
希望の砦まで
君に誓おう
余すところなく
誠実の灯を
夢の地に賭けて
恋する詩人たちの間にも、古き良き時代版SNSが普及していたのでしょうか。
毎晩のように恍惚紳士が私を揺り起こすようになってまいりました。
口コミで「未来への恋文カプセル無料で受け付けてる」という噂が広まったとしか思えません。
さて、先晩のお方ですが、苦悩の恋ながらも美しい詩であります。
いきなり「許しておくれ」と始まったので、何をしでかしたんざ⁈と危ぶみましたが何のことはなし。他に洩れず、やっぱり美しいオノロケでした。
「デュロバルス」という地名は検索してもヒットせず、何処であるかの確認はとれませんでした。
似たような地名もなく、このお方のかつての生息地域を限定することは出来ず。
ともあれ、美しい恋をみなさまご堪能下されと言ったところです。
ツイッターにも寄り道お待ちしています☕️
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絹井銀竹