彼は言った。
「内側の状態に従って好奇心と行動が一致してるとね、外側はなんの影響も持たないんだよ。僕は、僕自身を突き動かしている偉大な力をいつも感じていた。そして、それをどんな時も大切にしていたし、常に自分をその力の中に置くようにしていたんだ。その力が僕自身だと言えなくもないけど、そう感じたことはなかった。ただ僕を動かす力として認識し、尊重していたんだ。」
そして立ち上がり、草をはらいながら振り返ってまた言った。
「君は、その胸のところに白くて厚みのある一抱えほどの器を持っている。でもそれは既に君にとって小さ過ぎる。君はそれに気づいていない。君がただ単にそれを、自分が中に入れるほどの大きさの器に取り替えたとしたら、今よりももっとたくさんのものをもらったりあげたり出来るんだ。いつだって君は、自分がそれを出来ることに気づいていないだけなんだよ。」
そう言うと、夜の中に消えた。
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絹井銀竹