恋の杯を交わそう
君の胸をその雫で満たそう
僕は編む
君という詩を
心はほとばしり
かき乱す想いを
僕は抑えられないのだ
やがて愛が満ち
僕らは結ばれる
君の眼には涙
そして僕の姿
交わそう 杯を
ここにある全てに
二人のことを知ってもらおう
純白のこの時にさえも
僕は君に問う
悲しくはないかと
君は僕の腕で小さく震え
その目を閉じるのだ
月明かりの下
永遠とも思える
時の狭間で
「僕は編む
君という詩を」
・・・
全体的に痒みが止まりません。
ナルシス氏(仮名)のお召しになるシャツの襟と袖口のフリフリっぷりを確認したい衝動に駆られました。
この詩を書きとめたメモを清書しながら、全ての文言にこれ程むず痒いものを封じ込められる文才に、神を見た思いです。
前出の記事の「シモーヌ」の君の詩も、確かに薄弱ナルちゃんかもしれません。
けれども繊細で美しい。
曇り空の下の白バラの庭園であり、噴水とアイビーの絡まる石壁なのです。
それに対してナルシス氏(仮名)の詩は、フリフリと赤バラの棘とワイングラスと仮面の秘密クラブです。(なんのこっちゃ)
とまあ、放っておいたら際限なく色々茶化してしまいそうですが、この詩が奇しくも自分の心臓から出たと思うと、何だか塩気の強い梅干しを食べた時の如し顔になりました。
何はともあれ、超絶絶好調の恋の頂点で「君の瞳に乾杯‼︎ 」(昭和よりずっと前の時代だけど絶対言ってる) と叫んでおられるナルシス氏(仮名)。
めでたしめでたし。
※ここで今一度、全身が痒くなりたい方は上記の詩を再読してみて下さい。一行目から速攻処方です。
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絹井銀竹